「第一回」
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【公共交通について語ることはまちづくりを語ることだ】

今、世界各地において、公共交通を見直すことと再定義することによる新時代に向けた「まちづくり」が熱く語られています。

世界から日本に目を移すと、ようやく国内でも公共交通に関するディスカッションが始まり、社会問題や地域それぞれが抱える課題に対応しようと新しい試みがいくつか始まりました。

一方、地球への環境負荷低減のため、低炭素社会の実現は必要不可欠で、私達の身近なところでは「いかに自動車の利用を減らし、安全でサスティナブルな移動手段を選んでいくか」が問われており、公共交通や自転車の利用促進などがキーワードになりそうです。

そんな今、仙台らしくて、新時代に相応しいシームレスな「これからの公共交通」について話し合いを始めてみませんか?

公共交通ラボでは、「公共交通を考えることはまちづくりを考えること」だと考えます。

公共交通ラボでは、この事業を通じて、誰でも参加可能なイベント開催したり、時にはWEBの中において市民の皆さんと公共交通に関する意見を聞いたり、公共交通の視点からまちづくりを考えたり、自由な話し合いが出来る場を作りたいと思っています。

この仙台を、乗って楽しい、歩いて楽しい、どんな季節でも、どんな人でも、気持ちよく過ごせるまちにしたいと思う人は、是非、ご参画下さい。

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公共交通ラボ 検討会について

■検討会メンバー
竹内 昌義
建築家/東北芸術工科大学デザイン工学部建築・環境デザイン学科 教授/『みかんぐみ』共同代表

長江 剛志
東北大学 工学研究科 技術社会システム専攻 准教授

氏家 滉一
株式会社都市設計 取締役 ブランディングディレクター

齋藤 悠太
東北大学 総合連携推進部 産学連携コーディネーター

仙台市都市整備局 総合交通政策部 公共交通推進課

and more…

■検討会オブザーバー
岡田 真秀
NPO法人まちづくり政策フォーラム「交通を考える研究会」代表

 

プロフィール

竹内 昌義 (Takeuchi Masayoshi)
建築家/東北芸術工科大学デザイン工学部建築・環境デザイン学科 教授/『みかんぐみ』共同代表
1962年神奈川県生まれ。1985年東京工業大学工学部建築学科卒業。1988年東京工業大学大学院理工学専攻科建築学専攻修士課程修了。2001年〜 東北芸術工科大学デザイン工学部建築・環境デザイン学科助教授。専門は建築デザインとエネルギー。

メッセージ:
公共交通のことを考えています。普通に考えると、こうあってほしい住民と予算などが厳しい自治体の間で、これはできる、これはできないというような問答が考えられます。
でも、そんなこと言ってる場合じゃなくて、お互いの智慧を使うともっと便利にもっと楽しく仙台での生活ができるように思います。21世紀はシェアの時代と言われています。公共交通に自転車を加えることで、シームレスな移動ができます。もう自家用車の時代ではないのではないかと思っています。皆さんはどうお考えですか。議論をするところから始めましょう。

長江 剛志 (Nagae Takeshi)
東北大学 工学研究科 技術社会システム専攻 准教授
2003年東北大学で博士(情報科学)を取得後、京都大学防災研究所、神戸大学、電気通信大学を経て2012年より現職。専門は交通工学、災害計画、都市計画。

メッセージ:
今後、自動運転や電気自動車の普及によって、公共交通のあり方は大きく変化するでしょう。例えば、毎日の通勤・通学・通院に利用するバスは、スマホなどから簡単に乗車予約ができ、適切な大きさの車両が、適切なルートで走るようになるかもしれません。カーシェアでは、予約した時間に利用ポートから自宅まで(自動運転で)自走して来て、街中で下りたら空いている手近なポートへと自走して行くようになるかもしれません。しかし、便利になって利用者が増えるほど、みんなが利用したい時間帯にはシェアカーが全て出払ってしまったり、バスが満席になってしまったり、道路が渋滞したりするでしょう。こうした事態が発生し得るのは、交通サービスの「需要」が「供給」を上回ってしまうためです。私は、需給がバランスするようにサービスの利用価格が調整されるなどで、道路やシェアカー/バスなどの限りある「交通資源」を、利用者間でうまく融通し合える仕組み(メカニズム)を構築することが必要なのではないか、と思っています。

氏家 滉一 (Ujiie Kouichi)
株式会社都市設計取締役ブランディングディレクター。1962年仙台市生まれ。
東京、仙台の二拠点で会社を経営しつつ、建築設計事業部と都市計画、地域・企業のブランディング事業部のハードとソフトを行き来する株式会社都市設計を経営。 得意にするのは、まちづくりのグランドデザイン構築、観光資源、地域資源を活かしたブランド構築のプランニング、地域のまちづくり人材育成。JR東日本とのコラボレーションとして仙台駅の遊休地期間限定活用プロジェクトで2017年11月オープンの食と遊びで未来を志向する実験広場「EKITUZI」をプロデュース。
他に東京では丸の内朝大学のコンテンツ企画や企業ブランディング。 仙台ではまちづくり人材の育成とアウトプットのプロジェクト「WEプロジェクト」プロデュース、東経連ビジネスセンタービジネスコーディネイターとして東北の中小企業のブランディングも行う。

メッセージ:
いろいろな地域のまちづくりにかかわる仕事をしている人間として心がけていることがあります。「どこも同じような金太郎飴のようなまちづくりを提案しない」。
仙台のまち、特に中心部をみていると思うのが「歩いて気持ちいい空気とサイズのまちだな」ということです。
これまでは「まちのコンテンツ」からそのよさにフォーカスする方法を提案してきましたが、今回機会あってインフラである「公共交通」からまちを考える機会をいただきました。公共交通に自転車を加えて、それに「シェアリング」という時代のスパイスを振りかけると魅力的なまちを作る血液が流れだす気がしています。
もう公共交通は「サービスを与える側」と「サービスを受け取る側」に分かれた議論をやっている場合ではないのでは?このラボを通してそんなことを皆さんと考えたく思っています。

齋藤 悠太 (Saito Yuta)  
東北大学 産学連携機構 特任助教
1981年東京都生まれ。2006年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了(環境デザイン)
2006年〜2011年株式会社新建築社。2011年〜現職。

メッセージ:
身近な路線図をじっくりと見てみましょう。公共交通を単なる移動手段として捉えるのではなく、ある場所とある場所の媒体とみれば、まだまだ違ったつなぎ方があるかもしれません。産学官民で仙台のまちに新しい線を描きましょう。

岡田 真秀 (Okada Maho)
NPO法人まちづくり政策フォーラム 「交通を考える研究会」 代表
環境調査に従事する傍らNPO法人まちづくり政策フォーラムの研究会の一つ「交通を考える研究会」の発足当時からのメンバーで2005年から代表を努める。1992年から仙台在住、娘が2人。2008年にマイカーを手放し、通勤は地下鉄、休日は自転車か歩き。たまにバスとか電車とか。

メッセージ:
「交通を考える研究会」では、仙台の公共交通がもっと充実し、もっと自転車で走りやすくなり、もっと楽しく安全・安心に歩けるようになり、マイカーに頼らなくても快適に移動できる街になるよう願っています。